決勝戦プレビュー

ワールドカップもあと1試合・・・。終わると、淋しくなるでしょう。
今大会、応援するチームが負ける確率が高い感じです。まあ、日本が1分2敗に終わり、スペインも早々に敗退したので、そう感じるのかもしれませんが。

勝戦はアルゼンチン対西ドイツ、じゃなくてドイツ。1986年のメキシコ大会はブエノスアイレスに住んでいて、優勝国の熱狂を肌で感じました。決勝戦も面白い試合でした。90年のイタリア大会は、地味な決勝戦といった印象です。

今回の決勝は誰が見ても、ドイツ有利でしょう。事前予想も圧倒的にドイツ押し。そう予想する理由は山ほどあります。
ドイツは中4日、アルゼンチンは中3日。この1日の差は大きい。
ドイツの主要選手に負傷者はないようですが、アルゼンチンはディマリアの出場が危うく、アグエロも負傷明けで本調子ではない。特に、ディマリアはメッシに次ぐキープレーヤーなので、欠場なら痛手は大きく、出場しても本調子で無ければ戦力ダウンは否めない。
ドイツは、多くの得点パターンを持っているが、アルゼンチンはメッシが封じられるとほとんど次の手がない状況。
ロメロも今大会はとても良くやっていますが、ドイツのゴールマウスには世界最高峰のノイアーが立ちはだかっている。
アルゼンチンが有利な要素といえば、過去南米の大会で欧州チームは優勝したことがない、というジンクスくらい。


そこで、予想ですが、ほとんど願望込みでアルゼンチン2対ドイツ1とします。
アルゼンチン勝利の根拠は、やはりメッシ活躍しかありません。今大会、素晴らしいプレーを随所で見せているメッシですが、まだこれでも100%のメッシを出していないような気がします。決勝戦はもう出し惜しみする必要はありません。攻撃のみならず、守備にもこれまでよりずっと積極的に精力を費やすでしょう。
今大会、ゴールも素晴らしかったのですが、一番素晴らしかったメッシのプレーは、ベルギー戦前半28分ののディマリアへのスルーパス。(ゴール前のシーン以外で)今大会全試合のすべてのプレーの中で一番印象に残るプレーでした。
勝戦でも、メッシのすごいシュートとすごいパスが出るでしょう。守備は、マスチェラーノがまた体を張り1点で抑える。
我ながら、説得力に欠けますが、キックオフを待ちます。