ワールドカップ2022日記

11月22日(カタール時間)続き

デンマークチュニジア(0-0)

 デンマーク優位の前評判だったように思うが、前半はチュニジアがむしろ押し気味か。しかし、なかなか両チームに決定機は訪れる。ユーロでの心肺停止から復帰したエリクセンも違いを見せるプレーは出せず、CKを何本も蹴るが良いキックにはならず。後半は、少しデンマークが盛り返したが、お互い堅い守りで無得点。

決定的な仕事をした選手がいないので、Man of the Match選出は難しいが、終始落ち着いた処理をしたチュニジアGKダハメン。

 

メキシコ対ポーランド(0-0)

 これは当然メキシコ応援。W杯に何度も出場経験のある選手たちは、メキシコ在勤時代からなじみがある。一押しのグアルダードはベンチスタート。

 メキシコは、高さはないが、良く走ってハードワークを惜しまず、組織力があり、日本にとって参考になる国だと思う。ポーランドに技術とスピードで優っており、主導権を握る場面も多いが、高さではポーランドが断然まさり、セットプレーは危険。メキシコのサッカーに特徴的な長いサイドチェンジが時々出てくるのは懐かしい。レヴァンドフスキーにいいボールが来ることはほとんどなかったが、唯一のチャンスでPKを取ったのはさすがの貫禄。今大会、シャツをつかんでいたりすると、VARでもチェックされて結構しっかりPKを取られてしまう。これで3度目か。

そして、レヴァンドフスキー対オチョアのPK対決でオチョアが止めた場面は、今大会の名シーンの一つに必ず残るだろう。

メキシコが勝てるチャンスもあったが、結局スコアレス・ドロー。Man of the Matchは、文句なしにオチョア。