ワールドカップ2026観戦記その34

W杯観戦記その34 7月16日(木)【日本時間】 現地7月15日
 準決勝2 イングランド対アルゼンチン
 この試合は、仏・西戦より展開予想が難しい。ただ、当たりが激しくて、揉め事
が多く起きることは間違いなさそう。
 試合が始まると、画面からゴツゴツと音が聞こえてきそうな競り合いが何度もあり、ファウルやカードが出てもおかしくないが、審判はできるだけ流すように裁いているのか。中盤でつぶしあって、両チームともシュートがなかなか打てない。メッシは、これまでの試合より動きが多い感じで、イングランド戦だからテンションが上がっているのか。両チームともプレーは激しいが、チャンスの生まれない前半だった。
 後半10分、ケインのロング・フィードからチャンスが生まれ、右からのクロスにゴードンが飛び込んでイングランド先制。この後、試合の状況が変わりだす。追いかけるアルゼンチンは攻勢を強め、敵陣に入り込んでいく。気になるのは、イングランドに効果的なカウンターができる気配がないところ。イングランドは守備的な選手を入れ、アルゼンチンは攻撃的な交代カードを切っていく。30分台にはアルゼンチンのシュートがポストを叩いたり、GKピックフォードのビッグセーブに会ったりと、要はアルゼンチンの攻撃が徐々にイングランドを追い詰めていく。
後半37分頃イングランドはさらに守備的な選手を入れ、5バックに変えて、逃げ切りに入る。しかし、今大会、受けに回ると、守り切れず失点するケースが多い。アルゼンチンの攻撃はやまず、エンソ・フェルナンデスのミドルシュートがCKを生み、メッシのショート・コーナーから折り返しを受けたメッシがエンソ・フェルナンデスへマイナスのパス。彼の2度目のミドル・シュートがゴール・ネットを揺らし、アルゼンチンついに同点に追いつく。
同点になると、会場のムードを含めアルゼンチンの強度と圧力が高まり、イングランドの選手の顔が青ざめる。
後半、47分、アルゼンチンの波状攻撃から、右サイド深い位置からのメッシ右足のピンポイント・クロスにラウタロ・マルティネスがヘディングで決めて、アルゼンチン逆転。この後、イングランドが同点に追いつく戦術も体力もなかった。
 2ゴールともきっかけを作るのは、メッシ。アシストもメッシ。なので、Man of the Matchは、メッシ。
 今大会のW杯の女神は、過早に守りに入るチームには味方しない。決勝に行く2チームはそれを心するように。決勝戦予想は、スペイン2-1アルゼンチンとしておく。
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