2014-01-01から1年間の記事一覧

ワールドカップ2014ブラジル大会レビュー①

ワールドカップが終わって、1週間がたってしまいました。余韻はまだ残っているうちに、レビューを。まず、ベスト11、というよりMost impressive 11を選んでみたいと思います。GK:ナバス(コスタリカ) ベストGKはどの雑誌、批評を見ても、ノイアーと…

決勝戦(ドイツ1対アルゼンチン0)メッシ爆発せず

大方の予想に反旗を翻し?メッシ爆発でアルゼンチン優勝と予想してみましたが、やはり最後はドイツが勝ってしまいました。 決勝戦は両者良く戦って、見ごたえのある試合になりました。アルゼンチンが予想より良かった気がします。ただ、メッシはそうでもあり…

決勝戦プレビュー

ワールドカップもあと1試合・・・。終わると、淋しくなるでしょう。 今大会、応援するチームが負ける確率が高い感じです。まあ、日本が1分2敗に終わり、スペインも早々に敗退したので、そう感じるのかもしれませんが。決勝戦はアルゼンチン対西ドイツ、じ…

オランダ3対ブラジル0(完全なる崩壊…から再建へ)

3位決定戦にかかるもの。 準決勝の惨敗と衝撃から少しでも立ち直りを見せなければならない開催国ブラジルのモティベーションが監督、選手が3位決定戦の意義に疑問を呈しているオランダよりはるかに高いはず。ブラジルは中3日、オランダは中2日。 極言す…

アルゼンチン0対オランダ0(持ち味の消しあい)

前日の試合と打って変わって、お互いが相手の攻撃の持ち味を消し、地味な展開。 両軍とも中盤でボールが動いて、なかなかゴール前までボールが行きません。ロッベンが走る展開にも、ファン・ペルシが裏を取る展開にもならず。前半オランダはシュート1本とは…

ドイツ7対ブラジル1(惨劇以上)

チアゴ・シウバとネイマールを欠くブラジルは苦戦必至と試合前に予想していましたが、7対1とは。 夕刊各紙には「惨劇」との見出しが揃いました。選手が背負いきれないほどの国民の期待がかかったセレソンの状況を前に誰もが惨劇、無惨という言葉を思いついた…

オランダ0対コスタリカ0(敗者にあらず)

朝5時からの試合でしたが、眠気が覚めました。オランダの猛攻にコスタリカがはねかえし、両チームの気迫が素晴らしい。ゴールネットは揺れませんでしたが、ベスト8の中で一番見ごたえがありました。大会前に死のグループに入ったコスタリカのベスト8を(コ…

アルゼンチン1対ベルギー0

この試合も「メッシ中心主義」を貫くアルゼンチン。今大会、後半の途中までは点を入れていないスロースターターのベルギー。 この準々決勝も前日のドイツ・フランス戦にちょっと似た展開になりました。早い段階の先制点で、有利になったチームがさらに攻勢に…

ブラジル2対コロンビア1(準決勝への不安)

試合前の海外の専門家の予想は、コロンビアがむしろ充実しているのではないか、精神的にも失うもののないコロンビアが優位、といったところが多かったでしょうか。ダニエル・アウベスではなく、マイコンが先発したところが注目。試合が始まってみると、ブラ…

ドイツ1対フランス0

いよいよ準々決勝。週末の夜から朝に2試合ずつと日本人にも観戦しやすい日程。 好カードばかりでたまりません。さて、この欧州対決は試合全体を通して、ドイツが一枚上という感じでした。 グループリーグは強力な攻撃を見せ、多くの選手が得点を記録したフ…

アルゼンチン1対スイス0

試合中、だいたい歩いているメッシ。敵陣にいるといつも2〜3人の敵選手に囲まれるメッシ。 さすがにマークが厳しくて、思うような仕事はなかなかできませんでしたが、メッシが敵を引き付けるので、他の選手が活躍できるはず。しかし、イグアインとラベッシ…

フランス2対ナイジェリア0

今大会、負けるチームばかり応援しているような気になってきました。日本代表のせいでしょうか。 この試合はナイジェリア応援モードで観戦。GKのエニェアマに注目。アフリカNo1GKというだけでなく、愛嬌のある表情や行動が面白い。アルゼンチン戦の審判やメ…

オランダ2対メキシコ1

試合前々日にはメキシコの人に会っていたし、この試合は当然メキシコを応援。 前半はややメキシコペース、ボールへの集積が早く、オランダはなかなか良い形を作れません。後半もその流れは続き、ドス・サントスの先制ゴールに結びつきました。 しかし、その…

ブラジルワールドカップ2014年日本の敗戦(その4−多くの敗因②)

・指揮官の采配の迷い ザッケローニ監督はイタリアのセリエを中心に豊富な実績を持っていますが、ワールドカップ自体は初出場。 ザッケローニは、チーム・コンセプトを作っていくのは長けているのでしょうが、それぞれの試合の中で選手交代や戦術変化を使う…

書評 「解明:将棋伝来の『謎』」 松岡信行著

書評原稿であるが、ここにも載せておく。私は、将棋を指し、将棋を世界に広める活動をしながら、将棋の起源に常に関心を有していた。古代インドのチャトランガが、西に至ってはチェスになり、東に至っては中国象棋(シャンチー)やタイのマークルックとなり…

コロンビア2対ウルグアイ0

またまた南米対決。どちらを応援するか、迷うところですが、アトレティコ・マドリードの選手(ゴディン、Cロドリゲス、ヒメネス)がそろい、元アトレティコで現Jリーガーのフォルランがいるウルグアイを応援しようかと。 しかしす、ここまでの戦いぶりとス…

ブラジル1対チリ1(PK戦3-2)

日本が敗れ、スペインも去り・・・立場上?中南米のチームを応援していますが、ブラジルとチリだとどちらを応援するか、困ります。しかし、ワールドカップの運営というか、盛り上がりとかを考えるとブラジルが勝った方がいいのかも。 そんな思惑はどうでもよ…

ブラジルワールドカップ2014年日本の敗戦(その2−初戦の結果と内容)

ワールドカップのグループリーグ(GL)は、1試合が3回ではなく、3試合がそれぞれに関連し、戦い方も前の試合の結果や内容によって変わってきます。GL突破には1回の失敗は許されますが、2度目の失敗はもはや許されません。いや、一度目の失敗も後を…

ブラジルワールドカップ2014年日本の敗戦(その3−多くの敗因①)

敗因の分析は冷静に。 日本代表の戦いぶりにみんな失望したと思うし、批判は当然ですが、さんざん持ち上げておいて、負けを知ったのちにあらかじめ分かっていたかのように全面否定するのはどうかと思います。これから冷静な分析がたくさん出てくると思います…

日本0対コロンビア3(希望の光のち完敗)

第3戦、ようやく日本代表に闘う姿勢が前面に出てきた感じがしました。高い位置でボールを奪おうとする姿勢、ボールを前線に運ぼうとする戦術。コロンビアがメンバーを落としてきたとはいえ、前半のスタッツが示すように、日本の方が良い試合を進めていたと…

ブラジルワールドカップ・2014年日本の敗戦(その1−ドイツ大会のデジャヴュ)

日本にとってのワールドカップ2014の終焉。ドイツ大会2006のデジャヴュを感じたのは私だけではなく、日本のサポーターの中にもたくさんいるでしょう。ワールドカップ本大会だけではなく、それまでの4年間に多くの共通点があります。苦労の末につか…

スペイン3対オーストラリア0

グループリーグ第三戦は、2試合同時に試合開始。TV画面2分割の機能を使って、オランダ・チリとスペイン・オーストラリアの両方をいっぺんに観ようとしました。実際は集中できなくて、注意して見られるのは1試合だけでした。 消化試合となったスペイン対オ…

ポルトガル2対アメリカ2

世界中が注目していたCロナウドでしたが、ワールドカップに入ってもやはりシーズン最終盤のまま、コンディションが上がらないようです。おそらく故障で、かなり痛いのを我慢してプレーしているのかもしれません。第1戦で主要な四選手を退場と負傷で欠いて…

オシムの国のワールドカップ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

22日夜NHKスペシャルでの放映「オシムの国のワールドカップ」。以前NHKで放映されたボスニア・ヘルツェゴビナのサッカー界を取り上げた番組(最近の再放送をBSで見ましたが)に、今大会のワールドカップ関連の情報を付け加えたものですが、やはり…

ドイツ2対ガーナ2

午前4時からの観戦を断念して、ダイジェストを見た後での録画観戦。 両チームの攻防が激しく、特に2点ずつ取り合った後半は非常に面白かった。崖っぷちのガーナが特に激しく戦っていた印象です。もう一つの死のグループ、グループGはすべての国に可能性が…

アルゼンチン1対イラン0

大会最高レベルの攻撃力を有するアルゼンチンにアジアでは堅守を誇ったイランがどこまで戦えるか。 試合は期待以上の面白い試合になりました。 アルゼンチンは敵陣深く攻め込み続けますが、イランは辛抱強く守り、中央はこじ開けさせません。GKもよく当たっ…

フランス5対スイス2

今大会のここまでの特徴は、点が良く入ること。近年のワールドカップはだんだん1試合平均の得点が下がってきていて、2.5点を割るようにすらなってきました。(ドイツ2.30、南アフリカ2.27) 今大会は、ここまで約3点。ゴールをたくさん見る試合が…

コスタリカ1対イタリア0

英国のブックメーカー・ウィリアムヒル社で優勝オッズが一番下なのはホンジュラスとイラン、そしてコスタリカで2501倍。日本は126倍だそうです。 死の組と言われたD組は、だれもがイタリア、ウルグアイ、イングランドの争いと見ていたと思います。コスタリカ…

日本0対ギリシャ0(欲求不満と不完全燃焼)

日曜日のコートジボワール戦の後は失望と怒りのような感情がありましたが、今日の試合の後は不完全燃焼と欲求不満。今日は勝たなければいけない試合、勝てる試合でした。 やるべきことをやり切って、打つべき手を打ち切ってなら、引き分けも納得いきますが、…

チリ2対スペイン0

長年スペイン代表を応援してきました。地元で優勝を祝ったユーロ2008、ワールドカップ2010、ユーロ2012と主要な大会を3連覇してきたスペイン。 今大会も優勝候補の一角とみなされ、オッズはブラジルに次いで2位。が。世界中の予想を裏切って、今大会は全く…