梅田望夫氏の将棋に関する新刊

梅田望夫氏のブログより
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20090325
『約一年前に「モノを書くことについてのサバティカル」に入り、充電のための時間を作ろうとしたのだが、さまざまな偶然や勝負の帰趨に誘(いざな)われて、昨年六月、将棋のタイトル戦(棋聖戦)のウェブ観戦記を初めて書き、それがきっかけとなって、それからの膨大な時間を「将棋を観る」こと、「棋士と過ごす」ことに費やすことになった。そしてそれが、僕にとっては、何にも代え難い「真の充電」以上の経験になったのだから、人生は予想できないものだと思う。昨年十月には、パリまで出かけて、竜王戦第一局のウェブ観戦記も書いた。
 羽生善治名人(四冠)、佐藤康光棋王深浦康市王位、渡辺明竜王。2008年に将棋界の七タイトルを分け合った四人のトッププロたる最高の将棋知性と、公私ともに深く付き合うことで、「超一流とは何か」ということを考え続ける機会を得たことは、本当に僥倖であった。
そんな経験のすべてを盛り込んで、
シリコンバレーから将棋を観る――羽生善治と現代」
   (中央公論新社、4月25日刊)
という本を書いていたのでした。』

 梅田氏のブログの更新自体も最近までほとんど無かったようですが、復活したようです。将棋界以外の人で、今一番将棋の魅力について面白くかけて、発信力がある人だと思うので、ご本人が書いてあるとおり、日本国内では(将棋を知らない人にも)将棋に興味を持ってもらうのに、大いに意味があるでしょう。竜王戦のウェブ観戦記もとても興味深い内容でした。
 将棋を世界に広める観点からどれくらい効果があるかわかりませんが。あ、この本が英訳されれば大きな意味があるかもしれませんね。