スペイン総選挙と党首討論

 スペインは、もうすぐ総選挙(3月9日)です。政府与党の社会労働者党と野党第一党の民衆党が接戦を演じています。
 立場上(笑)、どちらが勝つかという予想はしないことにします。当たっても褒められないし、外れたら笑われるだけですね。(笑)
 さて、今晩(2月25日)、スペインでは15年ぶりのテレビでの党首討論第1回がありました。来週2回目があります。15年ぶりと言うこともあり、スペインでは大きな注目が集まり、複数のテレビ局、ラジオ局で放送されました。
 たった今、党首討論の評価の番組が放映されていますが、評価についても評者により党派性が出て、公平な評価というのはなかなか難しいようです。
 両者が発言したことは今まで両党、両者が言ってきたことで、討論のスタイルも含めサプライズは何もありませんでした。視聴者の投票行動に大きな影響を与えるとは思いにくいです。強いて言えば、個人的には現在の支持率くらいの差があったかと思います(社会労働者党がわずかに優勢という感じ)。野党のラホイ党首は、政府攻撃に忙しく、自らの対案、提案をうまく提示できなかったように思えます。
 今、各評論家などの評価を聞いていますが、全然一致しません。
 
 しかし、こうした真剣勝負の党首討論が選挙の前に行われたこと自体は非常に前向きなものとして評価していいと思います。日本でもこういうしっかりした党首討論を見たいと思います。