アトレティコ対バルセロナ
調子を落としてCLの座が危ういアトレティコ。
首位レアルに勝ち点2差と迫ってきたバルセロナ。
ビセンテ・カルデロンの周りはいつもより遙かに多い車とサポーター。
歴史的にゴールがたくさん入るというビセンテ・カルデロンのアトレティコ対バルセロナ戦を迎えました。
3月に入り、今晩は暖かく、春の夜という感じです。
バルセロナはメッシをベンチに置き、エトウ、ロナウジーニョ、アンリの3トップ。
アトレティコは17歳のカマーチョがリーガにデビュー。
興奮のうちに試合がスタートしました。
序盤は、バルセロナが圧倒的にボールを支配し、いつもの華麗なパス回しを見せます。
アトレティコは耐えるしかないという感じ、そして29分ロナウジーニョに完璧なバイシクル・シュートを決められてしまいました。
あまりに鮮やかなのゴールにアトレティコ・サポーターも諦めの賞賛の拍手。
1点取られた後も、バルセロナにボールを持たれるままで、サポーターの不満が募りました。
しかし!35分、右サイドを駆け上がったアグエロがシュート一閃。
プジョルに当たったボールは軌道を大きく変えて、ネットを揺らしました。
さらに、6分後には、アグエロのパスを受けたマキシが流し込んで逆転。
30分までを見ていたものにとってはちょっと信じられない逆転劇です。
とても短い感じのした前半が終わり、スタジアムは幸福な感じで、ハーフタイムへ。
後半もアグエロ、フォルランの2トップが切れています。
ボールは相変わらず、バルサに持たれていましたが、守備陣が身体を張って良く守ります。
57分には冴えのないアンリに代わって、メッシが入りましたが、今日のメッシはあまりボールを持てません。
一度アグエロがGKとの1対1を外しましたが、61分プジョルに倒されてPKをもらいました。
フォルランが落ち着いて決めて3対1。
71分にはアグエロとフォルランで中央を突破していき、アグエロが鮮やかに決めました。隣の席の小学生くらいの男の子は涙ぐんで喜んでいました。
バルセロナから4点も取るとは!バルセロナにとっても信じられない展開でしょう。
3点リードしてもバルサ相手では安心できないところ。その後、すぐエトウに1点取られて4対2。
しかし、サポーターの熱い声援を受け続けて、そのまま試合終了。
アトレティコにとっては、Partidazo(凄い試合)と呼ぶにふさわしい試合でした。