仕事の流儀・羽生善治

 3月1日午前0時から「プロフェッショナル仕事の流儀 棋士羽生善治」(アンコール放送)をJSTVで視聴。日本より3日間くらい遅れての放送。
 「プロフェッショナル」の中でも特に評判の高かった番組らしい。
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080226/index.html

 いろいろなブログで、番組内容、というか羽生さんの話す内容はだいたいわかっていたのだが、改めて本人の口から話されるのを聞くと、なるほどと思う。
 7冠といういわば究極の頂点にたって、その後に如何にモティべーションを維持し、高めていくか、というのは常人には計り知れない。
 今の羽生将棋は、「自分の将棋を極める」からさらに進んで、「将棋の真理を極める(極められないのはわかっていても、そこに一歩でも近づく)」、そういう境地にあるような気がする。

 番組の中で羽生本人が話す場面以外は、将棋を指す者としては実はちょっと物足りない。プロフェッショナルの番組の中で「一番収録時間が長かった」らしいが、将棋の対局の切り取り方が今ひとつのような気がした。番組のスタッフは将棋はあまり知らないのだろうと思う。

 茂木健一郎氏のブログなどを読むと、羽生は(番組で放映されなかった)いろいろ面白いことを言っているらしいのだけれど、そちらもかなり省略されていた。