コミケ75に行く

 12月28日(日)、東京ビッグサイトのコミック・マーケット75(コミケは今回で第75回です)を見に行きました。夏と冬の年2回開催され、東京ビッグサイトの全会場を埋め尽くす唯一のイベントで、3日間で50万人以上の人が集まります。
 日本のコミケについて、スペインで現地のマンガ・アニメファンなどに何度も講演で話してきたのですが、実際に行くのは初めてでした。サークル参加と一般参加併せて、10回の参加歴を持つベテラン(息子だ)に案内をお願いして、りんかい線に乗って東京展示場へ。
 コミケは自分のお目当ての作品を買うために、熱心な入場者は開場前に何時間も並ぶらしいのですが、そこまでの根性はないので、午前11時過ぎにビッグサイトに到着。しかし、会場から駅まで続くような長い列、入場までどのくらい時間がかかるかと恐れましたが、30分ちょっとで入場できました。3日間それぞれ異なったサークルが自分たちの作品を販売し、1日目と2日目、3日目の会場の雰囲気はかなり変化するそうです。
 50万人が集まるイベントを仕切るために、とても大勢のボランティア・スタッフが至る所できびきびと働いていました。いろいろな人に支えられて成立する大イベントなのだと改めて思わされました。基本的には、同人誌販売のイベントなので、人混みは凄いのに、思ったより会場は静かでした。
 講演では『「コミケ」が示すものは、日本人の「マンガ」の楽しみ方の多様な側面の一つといえるかもしれません』と話していたのですが、実際のコミケも持っていたイメージとそんなに異ならず、間違ったことは話していなかったなと感じました。