ウェブ立志編

 2月23日産経新聞朝刊1面に載った梅田望夫氏の不定期連載「ウェブ立志編」。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/090223/edc0902230226000-n1.htm
 梅田氏が米国に住む日本人の高校生に対して話した内容が中心ですが、
感銘を受けた文章でした。中心的な部分を引用すると、

『「次の50年」は、「変化が常態」の時代になる。未来は何が起きるか本当にわからない。そんな時代を生きる上でいちばん大切なことは、未知を楽しめる心、未知を探究できる強さを持つことだ。未来とは不確実で予測不能なものだからこそ人生は面白いんだ、そう思って毎日を生き、わからないことの面白さや混沌(こんとん)を楽しめるだけの自信をつけよう。それが現代において何かを学ぶことのいちばん大きな意味だ。そして何より大切なのは、「生活」を人生の目標にしないこと。フロンティアへの挑戦や冒険、研究や創造、知的興奮の追求、パブリックな精神に基づいた活動、グローバルな難題の解決…、没頭する対象は何でもいい。でも、おいしいものを食べるとか、便利で快適で安全な暮らしとか、そういった「生活」レベルのことではなく、それよりも上位の価値を追い求めること。それが、先進国の恵まれた環境に育ってよい教育を受けている君たちの責任だ。「次の50年」って、人類の前に本当に解けるかどうかわからないような難題が積み上げられている時代なのだから…。』
 
 若い人にこのような言葉で志を語れれば、と思います。