「菜の花畑の英語と銃弾」

 アフガニスタンで亡くなったNGOの伊藤和也さんを描いた今晩(2月23日)のNHKスペシャル。変にドラマチックに描くのではなく、淡々とした語りが良かったです。
 映像でその活動ぶりがわかりますが、伊藤さんはNGOのメンバーとして、とても立派な活動をしていたことがわかります。アフガニスタンのような土地では、援助の活動はなかなかすぐに結果は出ません。伊藤さんは、多くの挫折に直面しながら、現地の人と粘り強く成果を出そうとしていきました。亡くなったから英雄のようにたたえられるのではなくて、その地道な日々の活動こそがたたえられるべきものだと思います。
 番組を見ていて、イラクで亡くなった二人の同僚のことを思わざるを得ませんでした。
 残念ながらあまり世に知られていませんが、アフガニスタンには、今でもJICAの専門家、大使館員、援助プロジェクトに携わる日本企業関係者など多くの日本の援助関係者が現地に留まって、現地の人とともに協力活動を続けています。日本も捨てたものでないのです