「シリコンバレーから将棋を観る」全訳プロジェクト・オフ会


 英訳叩き台が公開された「シリコンバレーから将棋を観る」全訳プロジェクト。10日の夜、来日中の梅田さん、紅一点の編集者岡田さんを含めて、その関係者が集まって会食する機会がありました。プロ棋士の遠山四段も急遽参加しました。
 若きプロジェクトリーダーである大学生の薬師寺君(梅田さんは「思っていた通りの感じ(の人物)」と言われていましたが、私が想像していた人物とはだいぶ違っていました(笑)。)をはじめ、計12人、様々な人が集まりました。私自身もかなり異色だったかもしれませんが。本の中に出てくるプロ棋士の遠山四段も急遽参加しました。参加者の中には、この本の全訳プロジェクトにかかわるまで、将棋を知らなかった、ほとんど関心がなかったという人も4人くらいいてちょっと驚きました。
 梅田さんは、将棋に対する思いを熱く語り、また「この本は自分の最高傑作だ、この本を巡っていろいろな奇跡が起きた」というようなことをおっしゃっていましたが、その奇跡の一つがこの全訳プロジェクトだろうと思います。これからどのように進展していくかが楽しみです。観ているだけでも面白い。
 オープンソース方式による英訳のブラッシュアップについても、すでに書き込みがあって進行していますが、次のブレークスルーは、何か違った形で起こるのではないかという気がしています。そのためにも、「シリコンバレーから将棋を観る」がベストセラーになると面白いですが。