進化する全訳プロジェクト「シリコンバレーから将棋を観る」

北欧から帰ってきた日曜日は、ずっと寝ていました。今週は、また新たなアジェンダが始まります。週末には北海道のトマムで「太平洋・島サミット」があります。皆さん、太平洋の島国をよろしく。

 さて、「シリコンバレーから将棋を観る」全訳プロジェクトですが、英語以外に仏語の翻訳も進んでいましたが、他の言語への翻訳(英語からの重訳)も進むかもしれません。途中経過報告 スペイン語訳、ポーランド語訳プロジェクト発足か - YOSHIHISA YAMADA’s Blog / 山田義久Blog
 仏訳プロジェクトのリーダー山田義久さんの破格の行動力から生まれつつある動きといえそうです。

 この本の発刊を知ったときの感慨=「将棋を世界に広める観点からどれくらい効果があるかわかりませんが。あ、この本が英訳されれば大きな意味があるかもしれませんね。」2009-04-01 - salamancasouryuの日記からすると、既に十分遠くまで来たなという感じがします。私はもうかなり早い段階で十分readableな翻訳ができたと感じていたので、英訳は大成功だと思います。
 一方、私が関心のある「将棋を世界に広める」という観点から見ると、英訳のできばえより「Yoshiharu Habu and Modern Shogi」を一人でも多くの世界の人々に読んでもらうということがもっと重要です。いろいろな形で世界中の人(日本の人にも)に知ってもらえれば、と思います。日本人に知らせることによって、そのうち、日本文化を世界に紹介することが役目だったり、そうしたことに関心のある人が、外国人にこの「Yoshiharu Habu and Modern Shogi」を紹介していくというようなことが生まれるかもしれません。将棋や日本文化に関心、潜在的関心を持っている外国人に「Yoshiharu Habu and Modern Shogi」を読んでもらい、さらに将棋の深みに入っていって欲しいものです。