SFCのプレゼン大会で審査員になる

 7月11日、湘南台慶應義塾大学藤沢キャンパス(SFC)に行きました。草野厚教授が教える戦後日本外交論の講座の学生たちが自分たちで外交政策に関する報告を行う「外交政策ワークショップ」の審査員として参加するためです。200人近くの大学1年生が14のグループに分かれ、それぞれに日米、日中、イラン、気候変動、日印などの問題について、具体的な政策を提言するという報告内容です。まだ大学で勉強して3ヶ月足らずですが、全員がスーツ姿になってのプレゼンでした。スーツ姿なので、思わず4年生くらいと思ってしまうのですが、まだ高校生気分が抜けきらない?若い学生なのです。
 11時から17時まで、昼食小休憩をのぞき、みっちりプレゼンを聞いて、質問やコメントをして、採点をしてということで、真剣に聞いていたから結構疲れました。しかし、各グループとも1年生としては大変立派なプレゼンで感心しました。いろいろな場面で環境分野の協力をするという発表が多かったのは時節柄。しかし、同じような文脈で途上国に原発作ってやれ、という提言が多くてちょっと驚いた。CO2排出削減対策に役立つだろうということらしいが、原発アレルギーはないんだな。インドにまで原発建設に協力するという提言もありました。優勝したのは、日中水政府という提案をしたグループでした。
 発表をするまで、学生はグループとして自分たちだけで何度も集まり、情報を集め、議論をして、プレゼンの企画を練っていくらしい。このような機会を大学1年生の時に持てるということは大変幸せなことですね。今回で19回になるプレゼンテーション大会ですが、審査員の中には過去にこの大会に参加したOBもいました。
 審査員講評、結果発表と閉会式が終わった後、学生たちとの打ち上げにも参加しました。
 そこで、twitter認知テストをやってみたのですが、国際政治を勉強しはじめた大学1年生4グループ約40人に聞くと、知っている人4、5人、やっている人は多分0人。やっている人多分0というのは、手が上がりかかって止まったのが1人いたから。アカウント持っているけど、やっていないような人かな。少ないですね。審査員も含め、先生の方も知らない人の方が多かった。