EXPOMANGA2008

マドリードにおけるマンガ・アニメなど日本のポップカルチャーの祭典「EXPOMANGA2008」(5月9-11日)。バルセロナ、ヘレスとともにスペイン三大マンガ・フェスの一つです。マドリードの5月には珍しく天気が良くなく、雨がちの週末です。

 今回も積極的に各種行事に参加します。まず、初日の開会に出て、日本から招待された田島昭宇さん(多重人格探偵サイコのマンガ家)とともにテープカット。
 会場を視察して、EFE(スペイン、中南米最大の通信社)のインタビューを受け、さらに、TVEの子供番組のインタビューを受けました。インタビュアーは(中学生くらいか?)のハビエル君。ちょっと柳沢慎吾に似ているね。小道具で持ってきたドラえもん(最近外務大臣からアニメ文化大使に任命されましたw。)も結構受けました。


EXPOMANGA2日目の5月10日。主催者、関係者との昼食会の後、会場に向かいました。雨にもかかわらず会場には入場の列ができていて、大変な熱気です。
10日は将棋講座を行うことになっていたのですが、会場に行ったら場所もない。スペインでは、この種の準備不足(と言うより準備なし)は日常茶飯事なので、とにかく、机を二つ持ち出し、盤駒を並べ、スペイン語の資料をおいて、将棋講座の開始。前々回の日記で書いたプロ棋士の本間博六段も、EXPOMANGAに興味を示して会場に来ていただきました。女性1人を含め、3人のスペイン人が特に熱心に講座を受けて、詰みの問題などを解きました。他にものぞきに来て、資料を受け取った人はたくさんいたのですが、説明を聞くと難しそうだね(complicado)と言う人が多かったです。1時間半くらい講座をして19時前に終了。
 あっという間でしたが、その3人はこれからもやってみたいという感じで手応えはありました。
将棋講座のすぐ後、カラオケ大会の表彰式に呼ばれました。将棋講座にかかりきりだったので、何が起こっていたのかわからないまま、壇上へ。とにかくテンションをあげて、会場を盛り上げました。
 スペイン人の司会は素人だからなのか、意外に盛り上げるのがヘタ。受賞者も、何だか恥ずかしがって、何も話さずすぐ壇上から降りていこうとします。将棋の本間六段も会場にいて、ここまで見ていて、その後ホテルに帰りました。

 さて、10日の19:30頃、予定より30分くらい遅れて(予定時間もまったくあったものではないのですが)マンガ家田島昭宇さんとファンの集い、と言うか、質疑応答のセッション。私も壇上に上がってくれと言われたので、編集者の芹沢さんと一緒に、何を話すわけでもないが、壇上に上がりました。質問と回答が切れ切れになってしまい、盛り上がりは今ひとつのようでしたが、その後のサイン会は長い列ができていました。サインをもらうスペインの若者は本当に喜んでいました。田島さんもスペインに来てもらって良かったと思います。

 20:30頃からは、EXPOMANGA2008全体の表彰式ですが、ここも段取りはほとんどなく出たとこ勝負。最優秀アニメ、マンガ、マンガ家などなどの表彰が行われ、受賞者(または代理)にガラスの楯を渡しました。小道具に持って行ったドラえもんがここでも受けました。これは事前に言われていませんでしたが、大使館も、EXPOMANGAへの貢献が評価されてサプライズの受賞となりました。