スペイン対ロシア(完璧な勝利)

 オランダ戦ですばらしいサッカーを見せたロシア。予選リーグとは違う試合になることが予想されましたが・・・・。
 結果は、3−0、スペインの完璧な勝利でした。前半こそ拮抗していましたが、ロシアは引いてカウンターという感じで、スペインのボール回しが明らかに勝ります。これまで今イチのできだった、セルヒオ・ラモスが攻守にわたってすばらしいでき。スペインは攻撃的な姿勢を維持しますが、34分、ビジャが負傷で交代し、セスクが入って4−1−4−1にシステム変更。前半は、枠をとらえたシュートが5対0との数字でわかるように、ロシアから得点のにおいすらしません。アルシャビンは画面のどこにいるのかという感じです。今大会は、攻めている方がおおむね勝っている「正しい」ユーロ、後半必ず点が入ると確信しました。
 後半、スペインの完璧なサッカーが展開。
 ボールを支配、試合を支配、そして50分、完全復活のイニエスタとシャビのコンビで鮮やかな先制。
 ロシアは先制して少し攻めてくるかと思いましたが、引き続きスペインが完全に主導権を握りました。トーレスにもチャンスが来ますが、決められず・・決勝にツキを残すようにしたようですw。
 69分には、またまたアラゴネス監督のカード2枚切り。シャビ・アロンソとグイサが入りました。ここでもう3人カード切って大丈夫?
 しかし、さらにスペインのリズムは上がり、ロシアの足がむしろ止まります。前半に代わったセスクも才能全開の良いでき。74分に、セスクの鮮やかなパス、グイサの見事なトラップとシュート、完璧な2点目。ロシアはもう反撃の気力も失せていたようでした。82分にも見事なコンビーネーションでシルバが3点目。
 3−0。数字が示すとおりの完璧な内容と結果のスペインの勝利でした。
 後は、日曜日の決勝。対ドイツ戦。今日のように強い精神力と攻める気持ちで向かって欲しいです。後、一つ。86年のワールドカップを思い出します。(アルゼンチンに住んでいた時に、アルゼンチン優勝)