スペイン対アルゼンチン(週末の国際試合2)

 11月14日は、世界でW杯の最終予選とかプレーオフとか大事な試合がたくさん。夜のニュースでニュージーランド対バハレーンの様子を報じていましたが、PKを外したバハレーンの選手の今後の運命は・・・。

 マドリードの私のホームグラウンド(笑)=ビセンテカルデロンでのスペイン対アルゼンチン。サッカー試合の途中で雨が降って、寒そうでした。日本時間5時前からの試合は生で見られず、録画で観戦。
 ランキング的にも実績的にも、現在のスペインは世界最強と思われます。この試合でも、特に前半のスペインは素晴らしかった。アルゼンチンを相手に、ボール・ポゼッションは圧倒的という印象ですし、高い位置からボールをチェックし、短いパス回しにはあのアルゼンチンでもついていけないという状況。よく言われることですが、スペイン代表のサッカーはバルセロナのサッカーの雰囲気によく似ています。狭いところでパスを通す、というテクニックでは、現在のスペイン代表は世界一でしょう。
 試合は、前半1対0。後半はPK1つずつで、結局2対1で終わりました。しかし、審判がスペインのPKを2つ取ってくれなかったので、実際は2対1以上の大きな開きがあったように思えました。(アルゼンチンのマキシがもらったPKは、むしろ「あれでPKなの?」という感じでした)
 ヘスス・ナバスやマタと言った新しい選手も持ち味を発揮し、スペインは選手層の厚さも見せつけました。 試合運びにも、ユーロ2008戴冠の自信が感じられ、王者の風格があります。W杯までそれが続くかどうかはわかりませんけれど。
 
 一方、アルゼンチンはこれから立て直さないといけないですね。ディ・マリアがちょっと目立ったけど、あとは選手の個々の能力がチームの能力につながっていない感じでした。これまたよく言われるとおり、代表のメッシはバルサでのメッシほど輝かない。スーパーな雰囲気を漂わせることが今日もできませんでした。南米予選での苦戦の状況がまだ続いている感じです。監督の責任かなあ、やっぱり。マラドーナ監督は見ている分には面白いけどね。