事業仕分け

 この2週間ほど気候変動関係の仕事の他に、事業仕分けの準備で忙しい。ネットや報道で見る限り、事業仕分けの議論が冷静になってきたというか、日が過ぎるうちに(いい意味で)議論が落ち着いてきたみたいです。
 予算作成プロセス公開は良いことと思いますが、どの事業も1時間の議論の後に問答無用で全部結論を出す、というところに無理筋感があります。確かに、第三者的に聞いていてもいろいろ修正すべき点がある予算は時にありますが。今後とも、この仕分けを続けるのであれば、いろいろ改善する余地が多々あるようです。

 今の感じは、義と勇の気持ちを抱いて、公開処刑や裁判に向かう石田三成ジャンヌ・ダルクの気分と書いたら、大袈裟だし、大方の反感を買うのでしょうね。冷静な雰囲気で、公正なジャッジの下でなら十分ディベートに勝てるというか、説得力ある議論を展開できる自信はあるけれど、そういう状況になるには仕分けを3年くらいやっていかないといけないのかもしれません。それはそれで消耗かもしれません。
 いろいろな思いを胸にしまって、今は堂々と説明して、論じるのみというところでしょうか。