「坂の上の雲」と「チャイナパワー(巨龍 アフリカを駆ける)」

 29日、NHKの「坂の上の雲」と「チャイナパワー(巨龍 アフリカを駆ける)」を続けて視聴。
 NHKの「坂の上の雲」はかなり前から期待していたが、なかなかのできだと思う。まだ第1回でそれほど盛り上がる段階ではないが、セットやロケの様子を見るだけでも、ずいぶんお金をかけて丁寧に作っている印象。でも「坂の上の雲」を読んだのはいつだったか?高校生の時だ。今の若い人には「坂の上の雲」の世界がどう写るのか?ちょっと関心がある。

 「チャイナパワー(巨龍 アフリカを駆ける)」は、自分の仕事に直結しているような話のルポルタージュ
 エチオピアで働く中国人の通信技術者は、根性が入っている。しかし、中国企業はNHKによくこれだけの内部事情を撮影させたなあ、と感じる。中国のパワーは中国自身もコントロールできないような奔流でアフリカを覆っていく。アフリカ各国の方は中国の進出を自国の利益になるようにコントロールできるかだろうかと思うと、疑問だ。
 途上国で働く中国人は、お国のためと個人の立身出世の利益が一致している。中国人にとって、彼らの「坂の上の雲」を見ている幸せな時期であろう。
 しかし、関係ないけれど、途上国で働く中国人の方と話をする方が、事業仕分け人と話をするより、お互い通じ合えそうな気がする。途上国で働く、途上国と働くということがどういうことか、よくわかっているよ。