龍馬伝

 高校生の頃、「竜馬がゆく」を熱中して読んだ。古本屋でハードカバーを買ったのだが、寝ないような勢いで全五巻を読み切ったような記憶がある。間違いなく自分の人生に影響を与えた一作品だと思う。「竜馬がゆく」の竜馬は、現実の坂本龍馬とはかなり違うのだという説が有力だが、史料からしても龍馬が時代を先んじた魅力のある人物であることは間違いないだろう。

 NHKの「坂の上の雲」も非常に期待していた作品で、期待に違わぬ第一部だった。
 「龍馬伝」はどうか。福山雅治は、龍馬とはイメージが違う気もするが、これは人気が出るだろうなあ。第1回を見る限り、どのような方向に進もうとしているかまだよくわからないが、どのような脚本になっても、面白いエピソード満載の人物だから、面白い大河ドラマになりそうだ。