本、読書

北杜夫氏逝去

10月24日に作家の北杜夫さんがなくなった。今朝26日から各メディアで報道されている。 北杜夫の本は、中学生、高校生の頃本当によく読んだ。当時出版されていた北杜夫氏の本は全て読んだかもしれない。大変な愛読者で、作家に対するファンレターなるも…

3月のライオン

第4回マンガ大賞2011、第35回講談社漫画賞一般部門をダブル受賞した「3月のライオン」。将棋をテーマにしたマンガですが、連載当初にちょっと読んだだけでした。ずっと気になっていたのですが、5冊まとめ買いして、土曜日に読書。 最近(ここ数年といった…

龍馬伝

高校生の頃、「竜馬がゆく」を熱中して読んだ。古本屋でハードカバーを買ったのだが、寝ないような勢いで全五巻を読み切ったような記憶がある。間違いなく自分の人生に影響を与えた一作品だと思う。「竜馬がゆく」の竜馬は、現実の坂本龍馬とはかなり違うの…

ウェブ時代の日本外交

昨日に引き続いて、日比谷公園のグローバル・フェスタにまた「中の人」として参加してきました。今日(4日)は、午後3時半から岡村駐コートジボワール大使と「ウェブ時代の日本外交」と題した対談のトークに出たのです。岡村大使は、「コートジボワール日…

マンガ進化論・レビュー

2004年に発表された「マンガ産業論」の著者がマンガを産業、ビジネスの観点からとらえる第2弾。Webで連載していたものを加筆修正して単行本の形で発行したものだ。 世の中にマンガ論は山ほどあるが、産業、ビジネスの観点から分析したこうした形の本は非常に…

「勝ち続ける力」羽生名人の本

羽生名人と翻訳家の柳瀬尚紀氏の対談本、というより柳瀬氏の羽生名人のインタビュー本である。6月に買ったけれど、読み終えるのが遅くなってしまった。 羽生善治の言葉は、将棋について語るときに、将棋にとどまらず、社会の未来、人生のあり方についての深…

分散コンピューティング、元気玉、革新的資金メカニズム

「クラウド・コンピューティング」(西田宗千佳著、朝日新書)という本を読んだ。わかりやすいまとめ方をしている、中々良い本であった。知っていることも多かったけれど、実際に利用しているクラウド・コンピューティング的なサービスはあまりないと言うこ…

「シリコンバレー精神 グーグルを生むビジネス風土」(梅田望夫)を読んで

シリコンバレー精神 -グーグルを生むビジネス風土 (ちくま文庫)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/08/10メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 263回この商品を含むブログ (241件) を見る この本の中身である書簡が書かれたのは、1996…

[アニメ文化外交」と外交フォーラム7月号

外交フォーラム7月号の特集は[日本を売り込む」。ソフトパワー、文化外交、クールジャパンといった感じの特集。先月号に載せてもらった私の原稿「ポップカルチャー外交の実践と理論」は、本来この特集の中にはいるのだった野かもしれないが、紙数の関係では…

「ウェブ時代5つの定理」を読んで感じたこと

2年前の「ウェブ時代をゆく」のレビューをmixiで 書いたときに「梅田氏は(スポンサー以外は)自分より若い人しか会わないらしいので、きっと会う機会はない(笑)。」書いたのだが、思いもかけず、「シリコンバレーから将棋を観る」全訳プロジェクトの関係…