スペイン対パラグアイ(Partido muy loco)

前半・・・
欧州王者が日本と互角の戦いを演じたパラグアイに封じられている・・・。
ボールは持っても、得点のにおいがしない。
むしろ、パラグアイの方が危険なシーンを作っている。パラグアイは運動量が豊富だ。

今日から「覚醒」するはず、と期待していたトーレスが全然ダメ。ポルトガル戦の時より悪い・・・。

とにかく後半に期待しましょう。シャビのパスがいつかは、パラグアイ陣を切り裂くのでは。

後半は、意表の展開。
パラグアイのPKをカシージャスが止める。1分後には、スペインがPKを得てシャビ・アロンソが決めたと思いきやスペイン選手のペ寝ペナルティエリア侵入が早すぎて、蹴り直し。蹴り直しのシュートは、GKビジャルに止められてしまう。その流れの中でセスクが引っかけられるが、PKはもらえず。3回分のPK機会があったわけだ。点は入らなかったが、興奮する展開でした。

後半も残念ながらダメだったトーレスは、当然ながらの交替。交代後、スペインの優勢がだんだん明らかに。後半途中からは、さすがにパラグアイも疲れて、スペインに前線までボールを運ばれる。最後は、イニエスタの個人技で崩して、ペドロのシュートがポストをたたいた跳ね返りをビジャが絶妙なコースをねらって決めた。
最終盤には、パラグアイに決定的なチャンスもあったが、カシージャ(が好セーブでしのぎ、1対0で終了。

パラグアイも持ち味を十分出した好試合だった。

カシージャスは「muy locoな試合(おかしな、狂ったような)試合」だったと言っていた(日テレでもスカパー!でも訳されていなかったが)。PKを止め合う展開はキーパーからすればLocoな試合だったかも。

さて、トーレスは今日も覚醒せず。もう出してもらえないのかも。ビジャの1トップの方が効いているし。
今日のスペインのままでは、ドイツには勝てない。もう一皮むけないと。
ユーロ2008と比べると、ドイツは明らかにチームとして上回っているのに対し、スペインは2008年の高みに来ていない。

しかし、南米の大会と言われたのが、ベスト4に来て欧州の大会になってきたな。