強いスペインが戻ってきた(スペイン1対ドイツ0)

この試合を見るために準備してきたのに、起きたときは4時半・・・orz
しかし、後半3分でまだ0対0。またまたスペイン代表ユニフォームに着替えて応援します。

今大会のここまでのドイツとスペインについて、2年前のユーロと比べると、ドイツは明らかにユーロのチームを上回る出来と勢いを見せているのに対し、スペインは2年前の高みにはまったく及びません。このままの出来ではスペインは勝てない。

しかし、今日のスペインはドイツを完全に押し込み、ボールをポゼスして、ドイツにサッカーをやらせませんでした。後半は、次々にチャンスが訪れます。
得点は、意外にもCKから魂の闘将プジョルの『ドッカーン』と音のしそうな強烈なヘディングでした。ペナルティ・アークあたりから走り出してジャンプしたプジョルに競るドイツ選手はなく、競っていた?のは味方のピケのみw。そのピケをもなぎ倒すようなプジョルの一撃。
1点以上の差のついたような感じがしました。

ドイツはスペインをリスペクトし過ぎたのか、準々決勝までの勢いがなかったような気がします。しかし、スペインの強さは本物で、ユーロの時の強いスペインが戻ってきました。あとは、トーレスの覚醒だけ。1点リードした後に、ペドロがゴール前でフリーのトーレスに渡してやれば、もう1点確実、と言うシーンもあったのですが。
(夜になって、録画で前半を見ましたが、印象はかわらず。昨夜、寝過ごしたけど大事なところは見過ごさなかったなと思ったくらい。)

さて、決勝。対オランダ戦。サッカーの未来を開くために、激しく攻めあい、打ち合うサッカーを見たいものです。
シャビとイニエスタがベストでそろったスペインの中盤に対しては、どのチームを持ってきてもボールを奪えないでしょうから、オランダ相手でも、スペインがボールを保持することでしょう。オランダは、ロングパスでスペインの高い最終ラインの裏をつき、ロッベンやカイトを走らせるような展開に持ち込みたいのではないでしょうか。
スペインは、ゲームは支配しても、ゴールをこじ開けるのは相当苦労している印象があります。ユーロのときの強さと美しさにはもう一歩です。最終ライン裏へのスルーパスが1本でも2本でも通れば、決定機がもっと訪れるでしょう。
攻めるサッカーを見たいと言う希望的観測込みで、スペイン4対オランダ2と予想します。