2011年年頭に前年を振り返る

明けましておめでとうございます。

2010年は、国連気候変動交渉の関連で海外出張続きでした。モントリオール、ロンドン、ワシントン、ボン、パリ、ニューヨーク、バグダッド、ボン、シンガポール、クアラルンプール、天津、アディスアベバカンクンと行ったのですが、多くの場合は会議場とホテルの往復という感じでした。
ただ、7月のバグダッドでは、イラクの友人に会ったり、奥・井ノ上イラク子供基金の協力NGOと話したりして、イラクの変化を感じることができて、懐かしくも良い時間を過ごすことができました。
ワールド・カップは、ボンの会議場で開幕戦を見ることで始まりました。(いや実は最後の10分間しか見られなかった)全部で30試合以上を生中継で観戦し、毎試合、日本代表やスペイン代表のユニフォームを着て応援した成果があったというべき結果になり、印象に残る大会になりました。ブラジル大会は現地で見られるでしょうか。
10月には、将棋を世界に広める会の創立15周年、NPO化10周年記念のシンポジウムを、羽生善治名人を招いて開催したのですが、1年がかりで企画した本人が海外出張で参加できなかったのは残念至極でした。
10月には、名古屋で生物多様性条約のCOP10が開催されました。焦点の遺伝子資源のアクセスと利益配分に関する議定書の交渉は難航し、合意はほとんど不可能と思われましたが、劇的な展開で会議最終日の日付が変わった後に総会で議定書を採択しました。
海外出張の最後は、カンクンのCOP16、会議場のホテルで半月缶詰め状態でしたが、何とか会議はうまく終わりました。

仕事以外は、怠惰な感じで過ごしてしまい、ブログの更新もなく、本もあまり読まず、身体も動かさず・・・。2011年はもう少し生産的になりたいところです。