太宰府のゴッホ展

先般の3連休、久しぶりに福岡に帰省してきました。
12日の土曜日に太宰府にある九州国立博物館で開催中のゴッホ展を見に行ってきました。太宰府は、学問の神様菅原道真公が祀られている太宰府天満宮で有名です。ゴッホ展は、開催前にオランダの関係者とオランダ大使公邸で話す機会まであったのに、東京での展覧会を見損なってしまいました。
太宰府は、福岡から30分くらいかかりますし、九州の展覧会は少しはすいているかと思いましたが、開催期間中の最後の週末ということもあって、そうは問屋がおろしませんでした。雪の舞う、とても寒い日なのに、博物館には開館直後ですでに入場40分待ちの行列ができていました。行列は、幸い館内がほとんどだったので、待つのはそれほど苦痛でもなく、入場できました。
 今回のゴッホ展は、スケッチやエッチングなども含みますが、ゴッホ作品hが68点も展示されており、文字通り本格的なゴッホ展です。展覧会のサブタイトルは、『私はこうしてゴッホになった』というもので、初期の作品から最晩年の作品まで(といっても期間にして10年くらい)、ゴッホの進化がよくわかるように展示されています。初期の素描なんかは『こいつ、下手くそー』と思ってしまう(笑)作品なのですが、時がたつにつれ見る者に訴える絵画の力がどんどん増していくのです。
はるばる出かけていった甲斐があった展覧会でした。