シュルレアリスム展

小雨の土曜日23日、国立新美術館のシュルレアリズム展を見て来ました。ほとんどすべての作品がパリのポンピドー・センターから来ています。
100点を超える作品を見て、自分はシュルレアリズムの作品が好きなわけではなく、ルネ・マグリットやダリという個々の画家の作品が好きなんだとわかりました。(笑)絵画に限らず、シュルレアリスムは、20世紀の芸術全般に大きな影響を与えましたが、多様な画風、テーマを見せる多くの画家たちをシュルレアリスムでひとからげにくくってしまうのは、無理があるように感じます。

スペインに滞在したものとして、いろいろなジャンルのスペイン絵画が好きなのですが、ミロはどうもピンとこないというか、好きになれない。シュルレアリズム展にも何点か出ていたが、作品を観ても、Y que?( So what?)という感じがしてしまいます。

やはり、一番良かったのは、ルネ・マグリットで、小品が中心でしたが、やはりインパクト抜群でした。
ミロは、普通の人が見てもタイトルがなければ何が描いてあるのか絶対わからない(笑)のですが、マグリットは何を描いている化は、だれにでもわかる、しかし、その絵は見る人の先入観を裏切って、別のものを提示するのでした。