ユーロ佳境

6月19日から1泊5日の日程で地球の裏側に出張してきました。なでしこの試合は見逃し、その間のユーロは録画でハイライトを見るだけでしたが、1次リーグ最終戦のスペイン対クロアチア、準々決勝のスペイン対フランスは全部生中継で観戦できました。
スペイン対クロアチアは、クロアチアが効果的な守備をして、スペインになかなか決定機を与えず、逆にカウンターで決定的な形を作られ、カシージャスのセーブでなんとか助かったという感じ。前半セルヒオ・ラモスのタックルはPKを取られてもおかしくないというプレーで、ボールを支配していても勝ったという感じのしない試合でした。クロアチアは好守速攻の良いチーム。リーグ勝ち抜けできないのが惜しいチームでした。4年前のユーロの私の選ぶベスト監督ビリッチも試合中のパーフォーマンス、負けた後のコメントなどなど今回もいい味を出していました。
帰国後のスペイン対フランス。いかにも「らしい」戦いでしたが、あまり出来の良いと思えないスペインが常に試合を支配し、フランスはチャンスらしいチャンスもなし。リベリは頑張っていましたが、ベンゼマもナスリも全く輝きを見せず。試合内容通りの2−0という結果になりました。スペインの0トップはこの試合もあまり機能せず、トーレスもまだ本調子にならず、このままでは今後まだ苦労しそうです。デルボスケの采配は少し頑固で、選手を試す機会もあったのに、ジョレンテネグレド(3分くらい出たけど)など使えていない。しかし、見方を変えると、まだ調子の上がりしろがあるということも言えるでしょう。
準々決勝の3試合が終わった段階では大概の予想通りのチームが残っていますが、ドイツの強さと安定感が際立っています。準々決勝では前3人を変えて快勝という選手層の暑さも見せました。スペインの優勝を期待していますが、本命はやはりドイツか。