衝撃のゲーム(スペイン1対オランダ5)

朝4時のゲームというのは、一番起きて見るのがつらい時間ですが、グループリーグ最大の一番といっても過言ではないし、スペインサポとしては見逃せない試合。
ゲームは、オランダ人も想像していなかったような衝撃の結果となりました。

オランダは5バックという、伝統を捨てた守備的布陣。しかし、DFラインは高く、必ずしも守備的な戦い方とは言えませんが、攻撃はロッベンファン・ペルシに個人的能力に頼るの感が高い。ただ、守備のシステムはほとんど乱れませんでした。
スペインは、かなり出来が悪かった。ディエゴ・コスタアトレティコで見せていた、ポストプレーもカウンター攻撃もうまくいかず。ディエゴ・コスタはスペインの戦術にあわないのでは、と言われていましたが、それとともに彼自身がやはり本調子でなかったのが大きいでしょう。
オランダの高いDFラインの裏を取る攻撃があってしかるべきでしたが、これもほとんど見られず。得意のパス回しも高い位置で見せることはできず。
それでもややラッキーなPKで先制したところでは、スペインペールになるのかなとおもいましたが、ファン・ペルシがフライイング・ダッチマンとなり、見事なダイビングヘッド。前半で追いつかれたところで、オランダにむしろ余裕が生まれた感じがしました。
後半は、スペインが無残な姿に。数字も内容も士気も。
スペインが5点以上とられたのは1963年以来だそうです。
スペインのグループリーグ突破に黄信号です。残り2連勝が必須ですが、得失点差ー4というのは、2勝1敗で3チームが並んだ時にも突破できないという可能性があります。
4年前は、緒戦スイスに負けて優勝しましたが、自分たちのサッカーを変えずに勝ち進みました。今回は、緒戦のサッカーを変えて、立て直すのが不可避だと思います。