日本0対ギリシャ0(欲求不満と不完全燃焼)

日曜日のコートジボワール戦の後は失望と怒りのような感情がありましたが、今日の試合の後は不完全燃焼と欲求不満。今日は勝たなければいけない試合、勝てる試合でした。
やるべきことをやり切って、打つべき手を打ち切ってなら、引き分けも納得いきますが、そうではありませんでした。そうとは見えませんでした。

コートジボワール戦よりははるかにましでしたが、もっとできただろう、点は取れただろうと思わざるを得ません。

ギリシャが一人退場になって、「かえってやりにくくなった」なんてコメントもありましたが、それはないでしょう。ギリシャはより引いて守るようになりましたが、一人少ない影響は明らかで、後半は足に来ていました。日本はもっともっと走れそうでしたが、試合終了時にもエネルギーを残した感じでした。
交代枠を一枚残したのは打つべき手を打たない、だれもが首をかしげる采配でした。
後半多用したクロスはことごとくギリシャの高さに跳ね返されました。長友のスピードと技術でサイドをかなりえぐれましたが、そのあとに決定機は作れませんでした。
しかし、大久保、内田、吉田の決定機の内、一つは決めないといけなかった。
戦術面でも、プレーでもできることをやりつくせなかったという印象が強く残りました。
(以上、サッカーを少しでも知るなら誰もが抱く疑問でした)

FIFAの選ぶMan of the Matchが本田、というのに仰天。今日は出場選手の中でも下から数えたほうがいい出来だったと思いますが、どこを見ていたのでしょう。

2戦戦って、世界を驚かすどころか、退屈させています。日本人は(むろん私も)ドキドキ興奮していますが、第三者から見れば、見どころの少ない退屈な戦いぶりが2試合続いたというところではないでしょうか。

コロンビアはギリシャコートジボワールより明らかに強そうです。メンバーを落としてくることも予想されますが、それでも日本よりは強いでしょう。厳しい戦いが想像されますが、せめて体力の限界まで走り、目いっぱいの姿を見せてほしいものです。