ポルトガル2対アメリカ2

世界中が注目していたCロナウドでしたが、ワールドカップに入ってもやはりシーズン最終盤のまま、コンディションが上がらないようです。おそらく故障で、かなり痛いのを我慢してプレーしているのかもしれません。

第1戦で主要な四選手を退場と負傷で欠いてしまったポルトガル。この試合も前半の早い時間帯にFWのポスティガを負傷のため交代の余儀なくなりました。代わって入ったエデルは、人材不足と言われた1トップの3番手で、身体は強いが技術は劣ります。
しかし、試合はポルトガルのナニがアメリカのクリアミスを拾ってラッキーな先制ゴール。勢いとスピードはアメリカですが、ゴールの分だけポルトガルに余裕があるようです。
暑い、暑いマナウスでの試合でしたが、その割には両軍良く走っているように見えました。

先制したものの前半45分のチャンスを生かせなかったポルトガル。そして、後半に入って流れが完全に変わりました。後半のジョーンズのゴールは、今大会の屈指のスーパーゴール。逆転されてからはポルトガルに勝ち目はないと見えました。
ロナウドは、シュートもFKも精彩を欠き、明らかに本調子からはほど遠い様相。ゴールを狙うFKを力なく、しかも吹かしてしまうのは、リーガではほとんど見たことがありません。
しかし、95分に素晴らしいクロスから同点弾を演出して見せ場を作ったのはさすがでした。

緒戦大敗しているポルトガルにとって、勝ち点1ではグループリーグ突破は極めて困難。故障者ばかりのポルトガルは、ガーナに勝つことは難しいと思います。