スペイン3対オーストラリア0

グループリーグ第三戦は、2試合同時に試合開始。TV画面2分割の機能を使って、オランダ・チリとスペイン・オーストラリアの両方をいっぺんに観ようとしました。実際は集中できなくて、注意して見られるのは1試合だけでした。
消化試合となったスペイン対オーストラリアですが、スペインの意地を見るためにこちらをメインの観戦試合として選択。チリ対オランダが1位通過を目指して、激しい戦いになったのに対し、何となくグダグダの展開。スペインが優勢に展開しているのは明らかですが、何となく試合が締まりません。
ようやく、イニエスタのスルーパスからフアンフラン→ビジャというアトレティコ・ラインのラストパスを今大会の初出場のビジャがヒールで流し込んで、スペイン先制。今大会初めて、スペインらしい攻めが出ました。
スペインが3対0で勝ちましたが、ゴールが決まってもスペインの選手に笑顔がないのが印象的でした。
第3戦にして初めて、少しはスペインらしいサッカーができました。第2戦までの不振には様々な理由が指摘されています。(リーガやチャンピオンズ・リーグを遅くまで戦った選手たちの疲労、高齢化、調子の上がらない選手の起用、研究されつくした戦術のまずさ・・・)
ディフェンディング・チャンピオンのスペインと日本と立ち位置は全く違いますが、両国のワールドカップの終わりには何だか共通点を感じました。
今回のワールドカップは、全く期待外れの結果となりましたが、長い間世界のトップに君臨していたスペイン・サッカーの評価がこの3試合だけで決まるわけではないと考えます。
しかし、スペインサッカーも世代交代や戦術の変化を行うことは必至でしょう。そして、また世界のトップに迫っていく力はスペインにあると思います。