ブラジルワールドカップ・2014年日本の敗戦(その1−ドイツ大会のデジャヴュ)

日本にとってのワールドカップ2014の終焉。ドイツ大会2006のデジャヴュを感じたのは私だけではなく、日本のサポーターの中にもたくさんいるでしょう。

ワールドカップ本大会だけではなく、それまでの4年間に多くの共通点があります。

苦労の末につかみ取ったアジアカップの優勝、戦術ではなく人格で日本のサポーターに愛された外国人監督。
キャプテンはとてもジェントルマンだがプレーヤーとしてはちょっと不安(宮本と長谷部)。
ピッチの上では文字通りの中心選手、代表のシンボルで、高い確率で結果は出すが、常にハイパーフォマンスとまでは言えない(中田と本田)。
ワールドカップ前の国内での高い前評判。
高いテクニックを持ちながら本大会でベストコンディションを示せなかったMF(中村と香川)。

本大会は、第1戦前半で先制し、リードで折り返しながら後半一気に逆転されて負け。
第2戦、勝つ大きな大きなチャンスがありながら生かせず(QBKのクロアチア戦と数的優位を生かせなかったギリシャ戦)。
極めて厳しい条件で迎えた南米の強豪と当たる第3戦。一時は希望の燭光も見えるも、4−1というスコアで完敗。
3戦を通じて見られた指揮官の采配の迷いというか、ぶれ。

そして我々サポーターの落ち込んだ心情は2006年の繰り返しでした。
(続く)