オランダ2対メキシコ1

試合前々日にはメキシコの人に会っていたし、この試合は当然メキシコを応援。
前半はややメキシコペース、ボールへの集積が早く、オランダはなかなか良い形を作れません。後半もその流れは続き、ドス・サントスの先制ゴールに結びつきました。
しかし、その後、メキシコは守りに入ってしまいます。オランダはシステムを次々に変え、より攻撃的になるのに対し、メキシコは受けに回り、たまのカウンターにも迫力がありません。オランダはカイトのスタミナとポリバレントな能力が光りました。
メキシコは、オランダの右サイドからロッベンが何度も突破を図ります。枠内シュートをなかなか打たせず、打たせてもGKオチョアが反応しますが、オランダの攻撃で次々にCKが生まれます。フンテラール投入、給水休憩時間以降オランダはどんどん攻撃的に。
メキシコはCKを何度もはねかえしていましたが、9本めか10本目のCKでオランダは攻撃パターンを変え、フンテラールが後ろに落とし、スナイデルが弾丸シュート。すごいスピードのシュートでした。88分に同点。
心理的にもオランダが優位に立ちました。ロスタイムのPKは微妙な判定でしたが、マルケスの足がわずかにわずかにロッベンにかかっていました。ダイバー・ロッベンでありましたが、ここはオランダに勝利を呼び込みました。

考えるに、メキシコは守りに入る時間帯が早すぎたのが敗因。オランダの攻勢に押し込まれるままになりました。勝つチャンスは十分あったのですが。オランダはシステムを変更し、新たな攻め手を繰り出すベンチワークが光りました。近年の日本代表には見られなかった戦いです。
次はコスタリカ対オランダ。オランダ優位の予想が圧倒的でしょうが、コスタリカがんばれ。