アルゼンチン1対ベルギー0

この試合も「メッシ中心主義」を貫くアルゼンチン。今大会、後半の途中までは点を入れていないスロースターターのベルギー。
この準々決勝も前日のドイツ・フランス戦にちょっと似た展開になりました。早い段階の先制点で、有利になったチームがさらに攻勢になる代わりに相手をいなしつつ、カウンターを狙い、ビハインドのチームはなかなか攻撃の形ができず、チャンスが作れない。結果として、レベルは高くても、ゴール前のシーンは少なく、やや面白味の少ない試合になりました。

アルゼンチンのゴールはやはりメッシのボール・コントロールから。ディ・マリアにパスを出して、ディマリアからサパレテへのスルーパスがDFに当たり、イグアインの元へ。異グラインは後ろからの球を見事なボレーでサイドネットに叩き込みました。ボールがイグアインにこぼれたことはアルゼンチンにラッキーでしたが、難しいシュートを決めたイグアインが見事というべきでした。
ベルギーは攻め手に工夫がなかったようで、後半の半ば過ぎからようやく攻撃の形が出始めましたが、ゴールを割れず。最後のパワープレーは迫力があったので、元早くこれを出していたらという感じもありました。
メッシ対GKクルトワの1対1も見ごたえありました。来シーズン、クルトワアトレティコからいなくなっちゃうのかなあ。

アルゼンチンは24年ぶりのベスト4進出ですが、アルゼンチンにとって、ディマリアの負傷は誠に痛い。この5試合、一番走り、一番パスを出し、一番シュートを打っていたディマリア。MoMはずっとメッシ(この試合はイグアイン)でしたが、一番働いていたのはディマリアでした。準決勝に戻ってこられるか。