クレヨンしんちゃん作者臼井儀人氏の死去

 「クレヨンしんちゃん」は日本だけではなく、世界で人気でした。ヨーロッパの中でも私のいたスペインでは、毎朝放映されていたし、絶大な人気を持っていました(「アニメは子どもが見るのにふさわしくない」と、日本と同じような批判もありましたが)。マドリードでタクシーの運転手としんちゃん論議をしたことを思い出します。
 青年誌に連載された 「クレヨンしんちゃん」は、当初のマンガのスタイルから年を経るにつれてかなり変化しました。下品な行動やどうしようもないいたずらを繰り返すしんちゃんだけれど、家族愛や友情を描いて、普遍的に読まれ得るマンガだったのでしょう。
 臼井氏の死去は、国際的にも事件でした。追悼の意を表したいと思います。