ワールドカップ2022日記

11月22日(火)(カタール時間)

アルゼンチン対サウジアラビア(1-2)

 つまらないファウルで、PKをアルゼンチンプレゼントした時点で、アジア勢の惨劇がまた起こるのかと思ったら、とんでもなかった。

 1点取られても、サウジラビアは自分のスタイルを固持し、非常に高いディフェンス・ラインでコンパクトな陣形を崩さない。ギリギリのところでオフサイドを取り、アルゼンチンのゴールが3つ取り消された。1つでもオフサイドにならなかったら、試合は全く違ったものになったろうが、サウジは、勇気を持って自分たちのスタイルを貫いた。スタジアムは88000人の大観衆の圧倒的多数がサウジを応援、開幕戦とは全く違った雰囲気でサウジを後押しする。後半すぐに2つのスーパーゴールでサウジが逆転すると、会場は今大会随一の盛り上がり。W杯はこうでないといけない。アルゼンチンは、オフサイドを取られようが、裏のスペースを狙い続ければよかったような気がするが、後半のアルゼンチンは、作戦の迷いが感じられ、ミスも多く出ていた。

 アルゼンチンの連勝を35で止め、W杯でアルゼンチンに最初に勝ったサウジアラビアにとっては、歴史を作った1戦になった。自分のスタイルを信じ、貫く勇気と覚悟がその勝因。サウジアラビアは全員で良く守ったが、Man of the Matchは、決勝のスーパーゴールのアルダウサリ。

 

デンマークチュニジア(0-0)

 デンマーク優位の前評判だったように思うが、前半はチュニジアがむしろ押し気味か。しかし、なかなか両チームに決定機は訪れる。ユーロでの心肺停止から復帰したエリクセンも違いを見せるプレーは出せず、CKを何本も蹴るが良いキックにはならず。後半は、少しデンマークが盛り返したが、お互い堅い守りで無得点。

決定的な仕事をした選手がいないので、Man of the Match選出は難しいが、終始落ち着いた処理をしたチュニジアGKダハメン。

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