ワールドカップ2022観戦日記(ドイツ対日本)

ドイツ対日本(1-2)

コスタリカ戦前に記している。) 

日本の歴史的勝利については、多くの記事、投稿で語りつくされているので、少しだけ感想を。試合前には、日本勝利の確率は10%、引分けは20%くらいと思っていたが、日本が良くて、ドイツがいまいちで、少しの運が味方した時の10に1つのくじを引き当てた感じ。

 だが、前半の日本はドイツに翻弄され、良いところがほとんどなかった。権田のPK献上の時には、さすがに逆転勝利は予想できなかった。しかし、この日の日本が違っていたのは、森保監督の神采配だった。試合後、「森保監督御免」と手のひら返しの声がSNSに上がったようだが、手のひら返しをしたのは、森保監督。彼はこの4年間一度も見せなかった、早い段階(後半から)のシステム変更、早め早めの選手交代、点を取りに行くためのメッセージが明確な超攻撃的な選手選択と布陣、を全部行った。こうした手がすべて当たり、後半は行けるぞという感じが出てきて、結果につながった。一方のドイツは、ミュラー、キュンドアンという一番日本にとって嫌な存在を下げて、交替は明らかに失敗だったと感じた。

 一番の感動は、浅野の神トラップと超絶シュート。あんなFKから簡単にドイツが失点するとは思いもよらなかったが、浅野のトラップは完璧で、ノイアーのニア上をぶち抜くシュートは練習で何度やっても入らないような奇跡的な弾道だった。

 最後は、線審の大誤審とVAR。 今大会は、オフサイドにAI半自動システムが採用されている、これで線審の役割が減るのではないか?前半間際にドイツのゴールが取り消されたシーンは、明白なオフサイドであったのに、線審は旗を揚げないまま1分半が経過。VARがなければ大誤審がまかり通るところだった。公平なジャッジがなされることは、良い試合の前提条件。VARがあって良かったし、この線審にはしかるべき対応がとられてもいいと思う。

 リーグ戦突破まで、まだまだ先は長いが、数日間はいい思いが続くだろう。