ワールドカップ2022観戦日記(日本対クロアチアその1)

12月5日(月)(カタール時間)

日本対クロアチア(1-1):PK戦(1-3)

 3日前、ある会議の席でこの試合の予想を聞かれて、「拮抗した試合になり、延長戦になる可能性も十分もある。PK戦の準備をしておいた方がいいかもしれない。」と言ったのだが、まさにそうした展開になった。PK戦で勝つという予想をしていたのだが・・・(日向坂46の影山優佳と同じ予想だな)。

 遠藤と富安がスタメンに帰ってきて、頼もしいメンバーになったと思ったが、試合開始早々、その富安のミスから大ピンチを迎える。が、権田がファインセーブ。前半は、それぞれの時間帯があり、全体としては、互角の展開。モドリッチは相変わらずうまいが、4年前からは明らかに運動量、パワーが落ちている。チーム全体も4年前の方が上で勝てるチャンスは十分ありと思えた。この試合では、日本がW杯予選からもほとんど見せてこなかったデザインされたセットプレーを何度か見せて、おっと思った。得点の匂いがしていたが、先制点もショートコーナーから生まれた。グループ・リーグではなぜ使わなかったのかな。

ハーフタイムは、これは行けるぞという期待感が膨れ、三笘を入れて2点目を取りに行けという気持ちでいた。後半は、クロアチアもかなり修正してきた。後半10分ペリシッチの、そこから決めるのか、というような高い打点のヘディングで失点。クロスボールの出し手にも少し詰めるべきだったと思うのは後知恵・・。同点になって、三笘、浅野を入れてきたが、クロアチアは三笘対策をしっかりしていて、なかなか攻撃的な形でボールを持てない。日本はもう少しリスクを取って攻撃に行ける能力はあったと思うのだが、お互いにあまり点が入る感じのしない後半になった。最大の決定機はモドリッチのシュート、これは権田のスーパーセーブが出た。

おじさん軍団クロアチアの方が先に疲れが出てくると期待した延長戦、大スターのモドリッチペリシッチまでも下げて新しい選手を入れ、消耗度合いは同じくらい。延長前半、三笘がドリブルで上がり、中に切れ込んで強いシュートを打ったシーンが一番興奮した瞬間だった。決まっていれば、新たな伝説になったろう一撃であったが、GK正面。後半は、クロアチアの方がやや分のある流れだったが、PK戦に行きそうな雰囲気のまま終了。

PK戦については、長くなるので。別エントリーで。事前に予想、期待していたのとは違って、いろいろな面でクロアチアが上だった。クロアチアGKには賞賛しかない。日本代表の戦い全体についての振り返りも別途書きたい。

Man of the Matchは、120分間なら日本では遠藤、クロアチアはDFのグヴァルディオル(まだ20歳だ・・・)。しかし、試合全体はもちろんGKリバコビッチ。