ワールドカップ2022観戦日記

11月23日(水)

ロッコクロアチア(0-0)

 リアルタイム観戦7試合目。クロアチア優位の下馬評だったが、互角の様相。モロッコの方がいい形を作るが、フィニッシュに至らず、クロアチアは手数少なく、シュートまでいく機会が多かった印象。4年前のロシアW杯のモドリッチは、一番長くプレーし、ピッチに三人くらいいるような驚嘆すべき運動量で、どこでも、いつでもモドリッチだった。37歳の今回はさすがに省エネモードで運動量は落ちたが、頭脳と技術は衰え知らず。ただ、前半終了間際、最大のチャンスでシュートはわずかに枠を外れた。

 ハイレベルの攻防だったが、スコアレス・ドローは妥当な結果か。0-0の試合のMan of the Matchを選ぶのは難しいが、スピードあるサイド攻撃を見せたモロッコの右SBハキミ。

余談ながら、TVでの中村俊輔の解説が深く、説得力があることに感心した。良い指導者になるのではないかと思う。

 

ドイツ対日本(1-2)

 最大の興奮と歓喜の1戦は、別エントリーで。

 

スペイン対コスタリカ(7-0)

 スペインがキックオフから圧倒的。コスタリカはボールに触れることさえできない。スペインは簡単に前半から3点取って、後半は交代で入ってきた選手が次々に得点し、コスタリカはシュート0で何もできない惨状だった。W杯を長年観戦してきて、こんな試合は見たことがない。

コスタリカは、日本戦にどういうメンタリティでやって来るかが、日本にとって気になる。心折れてしまうか(それはない)、これ以上失うものは何もないと開き直って来るか。次は力を出せるように整えてくるだろうから、日本は全く油断できない。

 スペインは全員が躍動してやりたい放題という感じだったが、フル出場してW杯での最年少出場、最年少ゴール記録を作ったガビが私的Man of the Match。

 

ベルギー対カナダ(1-0)

 ベルギー優位は動かないと思っていたが、全く違った。強化試合の日本戦よりさらに強度を増したカナダのハイプレスにより、ベルギー陣内での時間が長い。ただ、カナダは優位に進めるも、クルトワのオーラにも当てられたか、フィニッシュの精度が今一つ。局面を制圧する中で、PKのチャンスを得て、蹴るのはカナダ最大のスターにして一番良い動きを見せていたデイビス。だが、GKクルトワが完全にコースを読み、見事なシュートストップ。これは、カナダにダメージが大きかった。その後もカナダの方が良いサッカーをしているように見えたが、前半終了間際に最終ラインからのロングボールをバチュアイが一発で決め、ベルギーが先制。

 後半もカナダが果敢に攻撃を続けたが、ベルギーもようやく盛り返し、半ば以降は互角の展開。結局、カナダは一発に泣いた。ベルギーの勝因は何といってもクルトワ様。Man of the Match。

もう一人の日本代表、山下良美審判もW杯初の女性審判員の一人としてデビュー。第4審判だったが、結構映像に抜かれていて格好良かった。

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