将棋とアニメの夕べ(櫻井孝昌さん来訪)

 7月4日、ADAM Madrid(アニメマンガ保護協会マドリード支部)にアニメ・プロデューサーの櫻井孝昌さん(デジタルハリウッド前COOでもある多彩・多才な方です)らと行ってきました。毎週金曜日には、ADAM Madridの会合があって、これまでも行ったことがあるのですが、ここで将棋のコースを開くことは前からの懸案でした。
 しかし、櫻井さん(ドイツで日本アニメの講演をしてこられたそうですが、スペインではその予定はなかった)という方が来られたので急遽ADAM Madridで、特別に日本アニメの講演をすることに。集まった30人くらいの若者を相手に熱い講演が始まりました。用意してあったのは、ドイツ語のパワーポイントですが、櫻井さんの講演はとてもうまい。来ていたスペイン人もノリノリになり、大喜びの講演となりました。
 この後に行った将棋のクラスは結局20分くらいにしましたが、櫻井さんもスペイン人と対戦(20年ぶりくらいらしいです)。この対局を見ながら、ハチワンダイバーのマンガを示して、将棋の説明をしました。そして、ADAM Madridに将棋の盤駒のセット6組を寄贈してきました。
 櫻井さんは「講演も将棋もとっても楽しかった」と言っていました。 ADAM会合の後もいろいろ聞きましたが。

続き
 日本人何人かで一緒に話していたとき、次のような質問。日本のアニメの女性キャラクターで、一緒になるためにすべてを捨てて逃げてもいいキャラは誰?(私はすぐ出てこなかったorz)
 櫻井さんの解説:不思議なことにだいたい上位5人に票が集まる。2人はあまりセックスアピールないメーテル浅倉南(タッチ)、あとは峰不二子ラムちゃん。そして、圧倒的な1位は音無響子めぞん一刻)なんだそうです。管理人さんには男性の理想的妄想がすべて反映されている?イタリア人のアニメファンは、日本女性はみんな音無響子みたいだと思って、日本女性と結婚すると言っていたとか(多分違うねw)。
「数多いキャラで5人にしぼられる中、上位2人のキャラを生み出した高橋留美子はすごい」というのが結論。(『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』と時代を代表する大ヒットをとぎれなく、休みなく出し続けてきた高橋留美子は別格。犬夜叉後は少し休んでほしいとも言っていました。)

 講演の中で。「One Piece」、「NARUTO」、「鋼の錬金術師」、「Bleach」、(5つめは何だったか?「Death Note」か?忘れました)5つのマンガが世界的に人気があるという話。スペインでもだいたい同じようです。(スペインのマンガショップを見に行った。)講演の聴衆の中では、「鋼の錬金術師」が僅差で一番でした。

 櫻井さんは、人好きで、好奇心が強くて、さらにスペインが大好きなようです。ちょうどマドリードで大好きなミロの展覧会も見に行けて、今回はとても有意義なスペイン訪問だったようです。