ワールドカップ2022観戦日記(日本対コスタリカ)

11月27日(日)(カタール時間)

(スペイン戦前の記述)

日本対コスタリカ(0-1)

 いい思いは3日間しか続かなかった。内容と結果の双方で、森保ジャパンの4年間での最悪の試合の一つ。先発の交替に一部批判があったようだが、ドイツ戦の先発のほとんどの選手と控えに(良くも悪くも)それほど差があるわけではなく、それなりに納得のいく選手起用だった。

 前半最初は日本が積極的に入るが、すぐに試合は膠着し、勝ちにいかなければならない両チームなのに、リスクをまったくとらないプレーぶりで、ボールはピッチの中ほどで回る。W杯の日本戦でなければ、こんなに退屈な45分はないだろう。特に、コスタリカは前線に出てこず、全く怖いところがなく、勢いは戻っていない。はっきり言って、弱いチームとの印象を与えるが、日本も相手に合わせるかのように緩い。

 後半、選手交代があり、特に三笘が入ってからは日本にチャンスが訪れかけるが、踏み込みに欠き、選手の切れも感じられない。コスタリカの守備が固いのではなく、日本が攻めそこなっている。イライラする展開の中で、悪夢の時間がやって来る。自陣バイタルで、2つ緩いプレーが続いたら危険は避けられない。DFの判断もプレーもまずかった。権田もチャンスがあったように見えた。後半コスタリカの唯一のシュートに失点。その後も日本は攻撃するも今一つ迫力に欠け、タイムアップ。

英国のデータ会社によれば、「コスタリカの日本戦での敵陣ペナルティエリア内タッチ数は2回だけで、これは1966年以降のW杯の1試合で勝利した側が記録した同タッチ数としては最少。効率的」コスタリカが強かったのではない、日本がだめだった、忘れてしまいたいような一戦になってしまった。。

コスタリカは良い選手はあまり見当たらなかったが、Man of the Matchは、決勝点のフレール。